トレランス(モデリングの精度)
2008年6月17日
トレランスとは、図形要素(点や線)の座標値の精度で、例えばある点と点が同じ位置であるかを判断するのに、2つの点の距離が許容誤差範囲内にあるなら一致とする。
トレランスには、以下の2種類があります。
●絶対精度
モデルの大きさに関係なく最小認識距離の値
●相対精度
モデルの大きさに比例して変わる値(係数による)
1種類のCADを使っているならば、それほど気にすることではないが、異なった種類のCADへデータを変換し、読み込ませる場合に、形状が成立しない場合がある。
例えば、トレランスの大きなCADで作成したモデルを、トレランスの小さいCADに渡すと、点や面同士が離れてしまう。
よく自動車関係のお客さんのデータは、このような現象が起きました。
CADは何を使っているのか聞いて見ると、CATIA V4だそうです。
いろいろ調べてみると初期設定のトレランスが0.1であることがわかりました。
私が使っているCADのトレランスは、初期設定が0.01なので納得しました。
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カテゴリー:3次元CADデータ管理
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