3次元データの品質PDQ
2008年6月19日
PDQとは、3次元CADのデータ品質のことです。
PDQが悪いと、他の3次元CADにデータを渡したときに、正確に表示されなかったりします。
また、CAMのシステムに渡したときに、ちゃんとパスが作成できなかったり、CAEではメッシュがうまく切れなくてエラーになってしまったりもします。
3次元CADを使い、ものづくりを効率よくしていくには、PDQはとても重要なことです。
形状の品質は、モデリング操作で避けられる問題もあります。
以下に、避けられる場合と、避けられない場合を示します。
●モデリング操作で避けられる問題
・微小なモデリングは避ける
・穴を物体のぎりぎり(接するなど)に開けるような形状は作成しない
・鋭く尖った形状は作成しない
・ブーリアン演算のときに形状をオーバーラップさせて行う(和のときには、食い込ませる)
・線や点で接触するような形状は作成しない
●モデリング操作で避けられない問題
・トレランスの違いによる離れ
・縮退部をもつ形状(フィレット面の3辺で囲まれる部分で、1つの頂点に収束する部分)
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カテゴリー:3次元CADデータ管理
3次元データの品質PDQ
PDQとは、3次元CADのデータ品質のことです。
PDQが悪いと、他の3次元CADにデータを渡したときに、正確に表示されなかったりします。
また、CAMのシステムに渡したときに、ちゃんとパスが作成できなかったり、CAEではメッシュがうまく切れなくてエラーになってしまったりもします。
3次元CADを使い、ものづくりを効率よくしていくには、PDQはとても重要なことです。
形状の品質は、モデリング操作で避けられる問題もあります。
以下に、避けられる場合と、避けられない場合を示します。
●モデリング操作で避けられる問題
・微小なモデリングは避ける
・穴を物体のぎりぎり(接するなど)に開けるような形状は作成しない
・鋭く尖った形状は作成しない
・ブーリアン演算のときに形状をオーバーラップさせて行う(和のときには、食い込ませる)
・線や点で接触するような形状は作成しない
●モデリング操作で避けられない問題
・トレランスの違いによる離れ
・縮退部をもつ形状(フィレット面の3辺で囲まれる部分で、1つの頂点に収束する部分)
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3次元CADデータ変換
2008年6月18日
最近では、3次元CADが急速に普及しており、製造業ではなくてはならないツールとなっています。
お客様からは、3次元データをなげられ見積もりをしてくれと、頻繁に3次元データが飛び交います。
営業も3次元CADが使えないと仕事になりません・・・?
世の中には、いろいろな3次元CADがあり、様々なシステムの間で実用に耐えうるレベルの高品質なデータ交換が求められます。
お客様からお預かりした3次元データも読めなかったり、面が欠落しているなど良くあることです。
これらの原因となるのが、トレランスやトポロジー(位相構造関係)が3次元CADによって異なるからです。
異なるそれらのシステムの間で3次元CADのデータを受け渡しするには、大きく分けて以下のものがあります。
●標準フォーマットを用いたデータ変換
代表的な標準フォーマットとしては、IGES(Initial Graphics Exchange Specification)やSTEP(STandard for Exchange of Product model data)があります。
最近は、データが軽かったりエラーが少ないなどからSTEPをよく使っています。
●3次元CADのカーネルのフォーマットを用いたデータ変換
カーネルとは、3次元CADの核となる部分で、関数群(ライブラリー)です。
自社製の独自のものや汎用的なものがあります。
汎用的なものの代用としては、Parasolid、ACIS、DESIGNBASEがあります。
●ネイティブデータによるダイレクト変換
ネイティブデータとは、3次元CADの独自のデータフォーマットのことです。
それらを直接変換するのがダイレクト変換になります。
ダイレクト変換では、3次元CADの種類が特定できるので、それらに合った補正ができるので、ほぼ確実なデータ変換が可能になります。
●特定分野のソフトウェアデータフォーマットを渡すためのデータ変換
CAEなどの解析では、STL(Standard Triangulated Language)が使われます。3次元の形状を小さな三角形の面(三角パッチ)の集合体で表すのが特徴です。
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3次元CADデータ変換
最近では、3次元CADが急速に普及しており、製造業ではなくてはならないツールとなっています。
お客様からは、3次元データをなげられ見積もりをしてくれと、頻繁に3次元データが飛び交います。
営業も3次元CADが使えないと仕事になりません・・・?
世の中には、いろいろな3次元CADがあり、様々なシステムの間で実用に耐えうるレベルの高品質なデータ交換が求められます。
お客様からお預かりした3次元データも読めなかったり、面が欠落しているなど良くあることです。
これらの原因となるのが、トレランスやトポロジー(位相構造関係)が3次元CADによって異なるからです。
異なるそれらのシステムの間で3次元CADのデータを受け渡しするには、大きく分けて以下のものがあります。
●標準フォーマットを用いたデータ変換
代表的な標準フォーマットとしては、IGES(Initial Graphics Exchange Specification)やSTEP(STandard for Exchange of Product model data)があります。
最近は、データが軽かったりエラーが少ないなどからSTEPをよく使っています。
●3次元CADのカーネルのフォーマットを用いたデータ変換
カーネルとは、3次元CADの核となる部分で、関数群(ライブラリー)です。
自社製の独自のものや汎用的なものがあります。
汎用的なものの代用としては、Parasolid、ACIS、DESIGNBASEがあります。
●ネイティブデータによるダイレクト変換
ネイティブデータとは、3次元CADの独自のデータフォーマットのことです。
それらを直接変換するのがダイレクト変換になります。
ダイレクト変換では、3次元CADの種類が特定できるので、それらに合った補正ができるので、ほぼ確実なデータ変換が可能になります。
●特定分野のソフトウェアデータフォーマットを渡すためのデータ変換
CAEなどの解析では、STL(Standard Triangulated Language)が使われます。3次元の形状を小さな三角形の面(三角パッチ)の集合体で表すのが特徴です。
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トレランス(モデリングの精度)
2008年6月17日
トレランスとは、図形要素(点や線)の座標値の精度で、例えばある点と点が同じ位置であるかを判断するのに、2つの点の距離が許容誤差範囲内にあるなら一致とする。
トレランスには、以下の2種類があります。
●絶対精度
モデルの大きさに関係なく最小認識距離の値
●相対精度
モデルの大きさに比例して変わる値(係数による)
1種類のCADを使っているならば、それほど気にすることではないが、異なった種類のCADへデータを変換し、読み込ませる場合に、形状が成立しない場合がある。
例えば、トレランスの大きなCADで作成したモデルを、トレランスの小さいCADに渡すと、点や面同士が離れてしまう。
よく自動車関係のお客さんのデータは、このような現象が起きました。
CADは何を使っているのか聞いて見ると、CATIA V4だそうです。
いろいろ調べてみると初期設定のトレランスが0.1であることがわかりました。
私が使っているCADのトレランスは、初期設定が0.01なので納得しました。
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トレランス(モデリングの精度)
トレランスとは、図形要素(点や線)の座標値の精度で、例えばある点と点が同じ位置であるかを判断するのに、2つの点の距離が許容誤差範囲内にあるなら一致とする。
トレランスには、以下の2種類があります。
●絶対精度
モデルの大きさに関係なく最小認識距離の値
●相対精度
モデルの大きさに比例して変わる値(係数による)
1種類のCADを使っているならば、それほど気にすることではないが、異なった種類のCADへデータを変換し、読み込ませる場合に、形状が成立しない場合がある。
例えば、トレランスの大きなCADで作成したモデルを、トレランスの小さいCADに渡すと、点や面同士が離れてしまう。
よく自動車関係のお客さんのデータは、このような現象が起きました。
CADは何を使っているのか聞いて見ると、CATIA V4だそうです。
いろいろ調べてみると初期設定のトレランスが0.1であることがわかりました。
私が使っているCADのトレランスは、初期設定が0.01なので納得しました。
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