3次元CADデータ変換
2008年6月18日
最近では、3次元CADが急速に普及しており、製造業ではなくてはならないツールとなっています。
お客様からは、3次元データをなげられ見積もりをしてくれと、頻繁に3次元データが飛び交います。
営業も3次元CADが使えないと仕事になりません・・・?
世の中には、いろいろな3次元CADがあり、様々なシステムの間で実用に耐えうるレベルの高品質なデータ交換が求められます。
お客様からお預かりした3次元データも読めなかったり、面が欠落しているなど良くあることです。
これらの原因となるのが、トレランスやトポロジー(位相構造関係)が3次元CADによって異なるからです。
異なるそれらのシステムの間で3次元CADのデータを受け渡しするには、大きく分けて以下のものがあります。
●標準フォーマットを用いたデータ変換
代表的な標準フォーマットとしては、IGES(Initial Graphics Exchange Specification)やSTEP(STandard for Exchange of Product model data)があります。
最近は、データが軽かったりエラーが少ないなどからSTEPをよく使っています。
●3次元CADのカーネルのフォーマットを用いたデータ変換
カーネルとは、3次元CADの核となる部分で、関数群(ライブラリー)です。
自社製の独自のものや汎用的なものがあります。
汎用的なものの代用としては、Parasolid、ACIS、DESIGNBASEがあります。
●ネイティブデータによるダイレクト変換
ネイティブデータとは、3次元CADの独自のデータフォーマットのことです。
それらを直接変換するのがダイレクト変換になります。
ダイレクト変換では、3次元CADの種類が特定できるので、それらに合った補正ができるので、ほぼ確実なデータ変換が可能になります。
●特定分野のソフトウェアデータフォーマットを渡すためのデータ変換
CAEなどの解析では、STL(Standard Triangulated Language)が使われます。3次元の形状を小さな三角形の面(三角パッチ)の集合体で表すのが特徴です。
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カテゴリー:3次元CADデータ管理
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